レアメタルスクラップのリサイクル・回収|メタルドゥ

株式会社メタルドゥは、ニッケル、コバルト、チタンをはじめ各種レアメタルスクラップのリサイクル・回収と
非鉄金属地金やレアアース等の販売を専門業務としております。

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メタルドゥ 採用情報

2013/05/24

山頰新社長より経営継承時の社長就任のご挨拶

この度、本日の株主総会並びに取締役会において藤田前社長の後任として、株式会社メタルドゥの三代目社長を拝命致しました山頰敏彦です。経験も浅く非力な事は充分承知しておりますが、今後全力を尽くし職務に精励して行く所存でございますので、何卒よろしくお願い申し上げます。

前任の藤田社長が長年にわたり、粉骨砕身され、ここまで成長した会社メタルドゥの事業継承をして行く事は、身の引き締まる思いが致します。

さて、お陰さまで当社は、今年8月で会社設立35年となる節目の期を迎えます。この間、社会や産業構造の変革が渦巻く中で、様々な困難や障壁に遭遇し、その一つ一つをなんとか乗り越えて遣ってまいりました。これもひとえに株主並びに関係者各位の皆様方の暖かいご支援とご理解の賜物であつたと心より感謝いたしております。

私の略歴を少し申し上げたいと思います。私はさかのぼること、25年前28歳のとき、当時は大阪商事と申しましたが運命的な機会を得て当社に入社いたしました。当時は、社長以下11名の会社でした。入社し1年半、物流現場を経験し商品の勉強を致しました。
当時の物流倉庫は、30坪ほどの天井クレーンも無い、ごく普通の賃貸倉庫2棟という規模でしたがそんな環境の中で検収作業や納品・引き取りにと本当に一心に励みました。
当時は、まだコンピューターも分析器も無く検収作業は、サンダーでの火花試験、磁石の強弱、形状、色合い、硝酸、塩酸などでの反応などを見て選別作業をしていました。大変な作業でしたが、それらが現在でも検収の基本となっておるように思います。

その後、営業に配属されまして当時の藤田専務と11年前に急死された水島常務より、厳しくも丁寧な指導と教育を受けてまいりましたし、今もなお一層の勉強をさせていただいています。2008年に専務取締役、そして2011年、代表取締役専務を経まして今日に至りました。

今日の就任に当たりまして御来賓の皆様方また、社員諸君に将来への抱負を申し上げたいと思います。ご承知の通り当社はレアメタルリサイクルの専門商社であります。
今後も、レアメタルやスーパーアロイ等の回収と販売を国内外に展開してゆくと共に、特殊金属、地金やセカンダリー商品の販売なども積極的に伸ばして行きたいと考えています。しかしながら、当業界は世界の金属相場や、社会状況の影響を受けやすく、業績も様々な外部環境に大きく左右される事が多々あります。その事を最大に意識し、営業又、財務上の危機管理をしっかりやってまいります。
今後少なくとも2年間は、企業の体力や体質等、内部要素を充実させ、安定度を高めることを最優先にめざしてまいりたいと思っています。
当面は従来からの基本方針を踏襲してまいります。ここで申し上げますと一つは経営理念三項の徹底、二つ目は、社員の生活の安定と向上。三つ目は、更なる人材の確保と育成であります。それは「基本に戻り基本に徹する」と言うことであると考えています。社員全員で共通の目的に向い業績の向上と、企業力の強化に努めてまいります。更に、社員が意欲を持ち、生き生きと働ける、風通しの良い会社創りを目指してまいりたいと考えております。

次に事業方針でありますが、当社が今年年初に掲げました「維新元年・改善改革の継続と強化」のうち、特に3つの重点目標に取り組んでまいります。
一点目は「営業力の強化」です。適切な、PDCAのサイクルを進めながら販売部門の拡充に注力して行きます。従来の原料サプライヤーとしての拡販と当社で呼ぶところのセカンダリー商品の開発を同時に進め、その品質管理と詳細情報をデータ化し、ウェブサイトにて国内外の販売に力を入れて行きたいと考えています。

また、鋳造・鋳鋼メーカー向けに配合材の販売、様々なレアメタルスクラップのコンバート方式による製品化にも進み、収益率向上に努めてまいりたいと思います。これらは既に34期に於いて初回の設備投資を終え、試験販売を始めている商品もあります。
また、当社の強みである海外営業部の更なる強化推進です。昨今の円安により市場も若干の活気を取り戻しておりますが、この先も、国内産業の空洞化は進み、レアメタルのリサイクル原料の国内需給は徐々に減退して行くと考えます。
現在、海外営業は仕入れで全体の約35%、販売では約25%の取扱いを行っております。
今後も海外市場には、様々なビジネスチャンスがあり、現在まで培ってきた実績や経験を活かし、新たな取り組み方を考案しながら、海外マーケットヘの挑戦をして行きたいと考えています。

二点目は「リスク管理の強化」です。収益を毀損する様々なリスク要因の追求と排除、特に仕入れと販売のバランスや量、質、価格又、品揃えも含めて在庫管理の徹底に努めてまいります。

三点目は全社(会社と社員)のベクトル(理念・ビジョン・計画)の共有の強化です。信頼とチームワーク力のアップによる企業価値の向上を考えております。
個人間、各部門間が常にコミュニケーションを取り合い、互いに信頼し合い、事業計画や事業方針を共有し、全社一体となって目標に邁進していきたいと考えています。

最後になりますが株主、ご来賓の方々には恐縮ですが、今日からのスタートに先立ち当社社員に向けて私の決意を述べさせていただきたいと思います。
本日ここまで、抱負、基本方針、事業方針等の話をしてきましたが、どれも大切なことであります。なかでも、一番大切な部分は基本方針です。
経営理念、スローガンを念頭に置き、一人一人が成長して、全員で業績アップに努めてゆく事。
経営継承までの維新2.5年の途中で、皆さんに“新社長にはこんな社長に成って欲しい、メタルドゥをこんな会社にして欲しい”として一人一人の思いを書面でいただきました。その中にはいろいろな、意見や思いがありましたが、皆さんが共通して書かれていた事は、社員を大切にして欲しい。そして将来性と安定感のある楽しい会社にして欲しいという事でした。私自身も同感です。
今後も皆さんと出来る限りコミュニケーションをとり、決めた事を一つ一つしっかりと実践してゆきたいと思います。また、藤田社長が築いてこられた信頼と実績を更に高めてゆくためには、皆さんの成長と更なる努力が必須となります。私自身も「責任と決断」を自覚し、しっかりと舵取りを遣って行きますので、皆さんの力を、全力で私に向けていただきたく思っています。今後とも宜しくお願いいたします。

本日、ご臨席を賜りました株主、関係各位の皆様、何卒、今後とも私並びに当社メタルドゥに暖かいご支援とご鞭撻を賜ります様に重ねてお願い申し上げます。
以上、就任に当たり、関係各位また、社員への私の抱負及び決意発表を以って挨拶に変えさせていただきます。

以上