ら行
レアメタル・非鉄金属にかかわる用語をご紹介しています。
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(参考文献 「実用 非鉄小事典」産業新聞社 編)
リーチング | リング | るつぼ炉 |
レア・メタル | 冷材 | 冷間圧延 |
レーザー加工 | 連続鋳造法 | ろう |
ろう付け | 緑青(ろくしょう) | ロストワックス |
ロータリー・キルン | ロッドとバー | 炉前価格 |
ロング・トン | ロンドン金属取引所 |
- リーチング
- 浸出法。鉱石処理法の一つで、硫酸などを用いて鉱石中の成分を侵し出すこと。酸化銅鉱石を希硫酸で浸出するのは好例。
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- リング
- LMEで毎日4回、5分間の取引が上場各金属において公式に行われる場所。
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- るつぼ炉
- 耐火レンガなどで造られた容量数百kmから数トンの小型溶解炉の一種。取り扱いが容易で操業コストも低い。
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- 冷材
- 銅製錬の場合、製錬工程において、炉内の温度管理用(焙体温度を低下させる)に使用される銅スクラップ。品位、性状は統一されていない。代表的なものは電解から発生するアノード・スクラップ(残基)で銅品位は98%以上。非鉄スクラップ市場から手当てされる銅スクラップ(故銅)もあり、平均75%程度。なお、スラグを冷材として使うこともある。
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- 冷間圧延
- 金属が加工硬化する温度範囲内で行う圧延法。熱間圧延の後工程として、薄板の仕上げに使う場合が多い。
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- レーザー加工
- レーザーを用いて溶接、表面改質、局部熱処理などを行うこと。
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- 連続鋳造法
- 溶融地金をワイヤバー、ビレットなどに連続して鋳造する方式。加工工程が節減され、製品歩留まりもよい。
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- ろう
- 450℃以上の融点を持つろう接用合金。硬ろうともいう。銀ろう、黄銅ろう、リン銅ろう、アルミニウムろう、金ろう、ニッケルろう、マグネシウムろうなどがある。
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- ろう付け
- 材料を融点より低く加熱し、接合部に材料より融点の低いろうを流入させて接合する方法。ろうは黄銅、銅、銀などが使われる。ろうの融点が450℃以上のものを硬ろう、450℃以下のものを軟ろうと呼び、軟ろうによるろう付けを「ろう接」と呼ぶが、原理はまったく同じでハンダ付けが代表格。
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- 緑青(ろくしょう)
- 銅の青さび。銅および銅合金表面に生じる青緑色の化合物のことで、水分、Co2ガス、SO2ガスなどの作用によって生成され、塩基性炭酸銅、塩基性硫酸銅などが主成分。毒性はない。
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- ロストワックス
- ワックス(ろう)が比較的低温で溶融することを利用した精密鋳造法の一種。機械加工が困難な三次元形状が一体成形で得られる。製造法は、金型にワックスを注入、高精度な模型を作製し、耐火物でコーティングした後、加熱しワックスを除去することで鋳型が得られ、これにアルミ、銅、鉄あるいは金、銀、プラチナなどの貴金属を流入させ製品が完成する。原理は昔から知られ、美術品などが作られていた。
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- ロータリー・キルン
- 円筒形の回転焼成炉。
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- ロッドとバー
- ロッドとバーの差異は形状による。アルミニウム棒の場合、米国では丸棒をロッド、角棒ないし角形に近い棒をバーと称している。また、銅および黄銅棒の場合は丸棒、六角棒、八角棒の類がロッド、正方形、矩形、ブスバーに近い形状のものがバーと称されている。
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- 炉前価格
- 鉄鋼メーカーの鉄スクラップ購入価格を指す。「電気炉や転炉の前まで持ってきた時に支払われる価格」がもともとの意味。鉄スクラップ業者など納入業者が、鉄鋼メーカーまでの運送コストを負担することを意味している。
運送コストを買い手が負担する場合の価格を「置き場渡し」などと呼ぶ。 - ページ上部へ
- ロング・トン
- 貨物の重量単位。2,240ポンド。1,016.1kg。英国を中心に用いられており、英トン、大トン、重トンともいう。
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