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レアメタル・非鉄金属にかかわる用語をご紹介しています。
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(参考文献 「実用 非鉄小事典」産業新聞社 編)
ダイカスト | ダイス鋼 | 耐熱鋼 |
耐熱合金 | ダスト引き | ダライ粉 |
炭素繊維 | 鍛造 | 丹銅 |
鋳造 | 鋳鉄 | 超硬合金 |
テルミット法 | 電解 | 電解精錬 |
電気炉メーカー | 同位元素 | 銅さい |
銅ナゲット | 銅覆鋼線 | トロイオンス |
- ダイカスト
- 最も代表的な金型鋳造法。高圧力を用いて、溶融金属を金型の中に注湯してつくられる。製品精度が高く、機会加工が簡単ですみ、大量生産に適する。材質ではアルミニウムと亜鉛が多い。
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- ダイス鋼
- クロムを中心にタングステン、モリブデン、バナジウムなどを添加した工具鋼。金属の引き抜き、押出し、ダイカスト型などに用いられる。
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- 耐熱鋼
- クロム、ニッケルモリブデンなどを含む特殊用途鋼。高温耐食・耐酸性、弱靭性、耐摩耗性がすぐれる。
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- 耐熱合金
- 高温強度が特にすぐれる合金の総称。耐熱鋼、ニクロム、インコネル、ナイモニックなど各種の合金がある。
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- ダスト引き
- 金属スクラップを査定する際に、スクラップの中に水、油や他の金属など、異質物が混ざっていると、その分を差し引いた査定金額にする場合がある。これがダスト引きである。
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- ダライ粉
- 削りくず。
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- 炭素繊維
- カーボン繊維。ポリアクリロニトリル、レーヨン・ピッチなどの有機繊維を分解して得られた、実質的に炭素元素だけからなる繊維状の炭素材料。
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- 鍛造
- 材料に圧力を加え、横方向に広げることで形成し、同時に材料の機械的特質を改善する加工法。任意に圧力方向や角度を変える自由鍛造と金型をしようして型打ちする型鍛造に大別される。
また高温に加熱(アルミ260~510℃、銅750~875℃)して鍛造する熱間鍛造は材料の靭性、耐食性を高め、常温で鍛造する冷間鍛造では高精度な製品を製造できる。 - ページ上部へ

- 丹銅
- 銅と亜鉛の合金のうち、銅78%以上のものをいい、銅含有率の高いものは97%程度まである。美麗で、強度、耐食性がすぐれ、加工性にも富むため、板、条、線として建築用、各種装身具、家具類に用いられる。トンバックともいう。
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- 鋳造
- 溶融金属を鋳型に注入し、所定の形状の製品を製造する方法。型の種類や鋳込みによってさまざまな手法があるが、砂型鋳造、金型鋳造、ダイカストなどが代表的な製造法。
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- 鋳鉄
- 炭素が多く(2.14~6.67%)含まれている鉄。固くてもろい。他の鉄より融ける温度(融点)が低い、という性質から鋳物を作るのに適している。
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- 超硬合金
- タングステン・カーバイドにコバルト(またはチタンとコバルト)を添加した最硬質の合金。金属の切削、耐摩耗機械部品に用いられる。
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- テルミット法
- アルミニウム粉末を用いて金属酸化物を還元する方法。アルミニウムが酸化する際、多量の熱を発生するのを利用したもので、金属マンガン、金属クロムなどの製法の一つとして用いられている。発明者のドイツ人H.Goldschmidtの名をとってゴールドシュミット法ともいう。
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- 電解精錬
- 電気分解によって金属を精錬すること。銅、鉛、ニッケルなどの一般的な精錬方法で、これによって得た純金属を電気銅、電気鉛、電気ニッケルなどと呼ぶ。銅の電解を例にとると、粗銅を鋳造してアノード(陽極板)とし、薄い圧延銅板でつくった陰極の種板とともに電解槽に装入して電流を通ずると、アノードはイオンとなって槽内の電解液に溶け、銅分は陰極に付着、金、銀、セレンなどを含む不純物は沈殿する。この陰極に析出した銅(カソード)が電気銅。
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- 電気炉メーカー
- 鉄スクラップを主な原料として、電気の熱でこれを溶解し、製鋼を行う鉄鋼メーカー。異形棒鋼(鉄筋)やH形鋼を主力製品とする普通鋼電炉メーカーと特殊鋼を生産する特殊鋼電炉メーカーの2つに大別される。
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- 同位元素
- アイソトープ。陽子数が同じで中性子数の異なる元素。
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- 銅さい
- 銅地金溶解の際、発生するかす。
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- 銅ナゲット
- 被覆電線スクラップ(廃電線)から回収、加工され原料化された銅スクラップ。
破砕・選別工程を経て粒状になっている。 - ページ上部へ

- 銅覆鋼線
- 鋼船の表面に銅をコーティング(被覆)した電線。引っ張り強さが極めて大きいので、支柱のない長距離間の送電用に適する。
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- トロイオンス
- 貴金属、宝石用の重量単位で、31.1035g。常衡の1オンスがi/16ポンドであるのに対し、1トロイオンスは1/12ポンド。
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